宝泉寺(曹洞宗)

〒680-1442 鳥取県鳥取市吉岡温泉町670

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【御詠歌】

南無薬師 衆病悉除の 願なれば

賤がこの身を たすけたまえよ

 

 鳥取駅より西方10㎞にある湖山池には、長者の「陽迎え伝説」がある。あらすじは、早乙女たちを集めて田植えしていたとき、あと少しのところで陽が沈みかけた。そこで長者は金の扇子で陽を招き、無事に終えることができたという。

 ところが翌朝になってみると、水田は底に沈んで、辺りは茫々とした湖水になっていた。これが湖山池である。

 湖⼭池の南に、吉岡温泉郷がある。

宝泉寺が所蔵する「温泉由来記」によると、

 遠く一千年有余の昔、応和二年(九六二)のことである。この里に葦岡長者がいた。三宝に帰依して衆に施すという暮らしは、人々からも慕われていた。この⻑者の一人娘に悪瘡がでて、両親共ども悲しんでいると、ある夜の夢に薬師如来が現れて、「汝の田中に柳の古木あり、その下に霊泉が湧く。これをもって瘡を洗え」と告げた。この霊示により、娘の瘡はたちまち平癒した。

 そこで⻑者は堂宇を建立、薬師如来を安置して、宝泉寺と号した。そして⼈々に霊泉を施したのが、吉岡温泉の創まりであるという。

 一方、宝泉寺の縁起には、

 応和二年、当地温泉の開発に際して、恵心院大僧都源信法印を勧請開山として建立。戦国時代の兵火に遭って焼失。のち当地城主・吉岡将監定勝が再興、鉄州宗牛を請じて中興開山した。

 昭和十三年に現在の本堂を再建し今に至る。


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